初心者におすすめの資産形成

日本政府が「貯蓄から投資へ」のスローガンを打ち出してから、さまざまな法整備がおこなわれ、投資をする人が増えてきました。
しかし、将来に向けての資産形成は重要だと分かっていながら、何も手を付けていない人も多いのではないでしょうか。
投資は元本割れのリスクがあるため、実際に投資するのが怖いと感じる人も多いです。
初心者が資産形成を始める場合、まずは小額から始めて、万が一のリスクを減らすように心がけるのがおすすめです。
資産形成の方法には、以下のようなものがあります。

・個別株式
個別株式とは、トヨタやソフトバンクのような個別企業の株式のことです。
あなたが普段から使用する商品を製造している企業や、応援したい企業など、どれに投資しても構いません。
ただし、明らかに業績が悪く、倒産する可能性がある企業は避けましょう。

・投資信託
投資信託とは、投資家から集めた資金を証券会社など投資のプロが運用する商品です。
投資対象は株式や債券・不動産などさまざまです。
個別株式のように一つの企業に投資するのではなく、複数の企業や金融商品に投資するためリスクが分散されます。
個別株式でどの企業を選んだらいいのか分からない人は、まずは投資信託から始めるのもおすすめです。

・iDeCo(イデコ)
iDeCoとは、公的年金とは別に老後の資金を準備するための私的年金制度です。
掛金の投資対象は、投資信託・債権など自分で選ぶことができます。
リスクを取りたくない人は、定期預金を選ぶことも可能です。
iDeCoのメリットは、掛金の全額が所得控除の対象となる点です。
将来に向けて資産を形成しながら、毎年の所得税を抑えられるお得な制度といえるでしょう。

・銀行預金
株式や投資信託などリスクのある投資だけでなく、リスクの少ない銀行預金も重要な資産形成の方法です。
投資は元本が大きく減少する可能性があるため、銀行預金で一定額の貯蓄を確保する必要があるためです。
ただし、日本は金利が上昇する傾向にあるとはいえ、まだまだ低金利が続いています。
資金の全額を銀行預金にすると資産形成はできないため、個別株式や投資信託を織り交ぜて資産形成しましょう。

安定して資産形成をするポイント

資産形成の初心者は、資金を大きく減らさないように、安定して資産形成をする必要があります。
リスクを減らして、安定的に資産形成をするには、以下のポイントを意識しましょう。

・投資額を抑える
投資の仕組みや市場の動きを理解するまでは、最小限の金額で投資をしましょう。
多額の資金を投資に回せば、値動きが大きく、ギャンブル的な楽しさを味わえます。
しかし、資産形成の目的は、将来に向けて資金を増やすことです。
投資のダイナミックさは感じられないかもしれませんが、まずは少ない資金で投資してリスクを抑えてください。

・支出を減らして資産形成に回せる資金を確保する
資産形成をしようと考えても、投資や貯蓄に回せる資金が少なければ、大きな資産を築き上げることはできません。
以下のような支出を見直して、手元に残るお金を増やしましょう。

・水道光熱費
・携帯電話代
・家賃
・レジャー費用や交際費

・ドルコスト平均法を意識する
ドルコスト平均法とは、ある金融商品に対して一定金額を定期的に購入することです。
ドルコスト平均法を活用すれば、購入価格が平均化されて、高値掴みを回避できます。
また、長期間に渡り購入するため、タイミングを選ばず投資を始められるメリットもあります。
株価の値動きや市場の動向などの深い知識が必要ないため、初心者向けのテクニックといえるでしょう。

投資と貯蓄はどちらがいい?

iDeCoやNISAの登場により投資をする日本人は増えましたが、まだまだ貯蓄志向の人も多くいます。
投資と貯蓄のどちらがいいか悩む人は多いですが、一方に偏るのではなく、併用することが重要です。
貯蓄はリスクが無いと思うかもしれませんが、物価が上がり続ける日本では、貯蓄している資金は実質的に目減りしています。
どの方法で資産形成をするにしても必ずリスクはあるため、経済状況や年齢などに合わせた資産形成をしてください。
また、資産形成は時間を掛けるほど、資金が増えやすくなります。
何歳からでも資産形成は可能ですが、なるべく早いタイミングで始めるといいでしょう。

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税理士高瀬智亨

税理士高瀬智亨

高瀬智亨(タカセノリユキ)
東京都出身、沖縄県宮古島市在住

・税理士(一番儲かると言われる資産税は苦手です)
・日報コンサルタント(自分の日報は、良くさぼります)
・キャシュフローコーチ(キャシュの重要性を、お金が無くなった今、痛感しています)
・融資spコンサルタント(自分の融資で失敗しました)
・全日本空手道連盟 公認4段位
・TKC全国会会員

主要著書:『小さな会社の決算塾(三修社)』
     『成功する治療院経営バイブル(同友館)』
     『増販増客集(企画塾)』

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